事業計画書代行は分割払いできる?費用負担の考え方
この記事はこんな方におすすめ
- 事業計画書代行を依頼したいが、まとまった費用を用意できるか不安な方
- 代行費用の相場と支払い方法を事前に把握しておきたい方
- 分割払いや後払いに対応している代行サービスがあるか知りたい方
- 費用対効果を考えながら代行依頼を判断したい経営者の方
『事業計画書代行を頼みたいが、今の手元資金だと費用を一括で払えるか不安』。 融資を目指している段階では、このような資金的な懸念が生まれることは自然なことです。 本記事では、事業計画書代行の費用相場と支払い方法の基礎知識を整理しながら、費用負担を抑えるための考え方を解説します。
事業計画書代行の費用相場と支払い形態の基礎知識
事業計画書代行サービスの費用相場は、提供する業者の種類やサービス内容によって幅があります。 一般的な相場は以下のとおりです。
| サービス種別 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| フリーランス・個人 | 3万〜15万円 | コストは低いが対応範囲が限定的 |
| 中小規模コンサル会社 | 10万〜30万円 | バランス型。融資支援まで対応する場合も |
| 大手・専門コンサル | 30万〜100万円以上 | 財務モデル・面談対策まで含む総合支援 |
| 税理士・中小企業診断士 | 5万〜30万円 | 本業の延長として対応。金融機関との関係も強い |
この費用に対し、融資で得られる資金は数百万〜数千万円規模になることが多いため、費用対効果の観点では合理的な投資といえます。
支払い形態については、多くの代行業者が「着手金+残金」の2段階払いを採用しています。 一括払いのみとしているサービスや、融資成功後に支払う成果報酬型を採用しているサービスも存在します。
事業計画書の相場はいくら?でも、費用の実態について詳しく解説しています。
費用負担を抑えるための4つの考え方
1. 分割払いに対応したサービスを探す
すべての代行業者が分割払いに対応しているわけではありませんが、相談すれば対応してもらえるケースも少なくありません。 問い合わせ時に「分割払いは可能ですか?」と確認するだけで選択肢が広がることがあります。 支払い条件は業者によって異なるため、複数社に見積もりを取り、条件を比較することをおすすめします。
2. 着手金なし・成果報酬型サービスを検討する
一部の代行業者では、融資が成功した場合のみ報酬を受け取る「成果報酬型」のサービスを提供しています。 初期費用がゼロになるため、資金的な余裕が少ない状況では魅力的な選択肢です。
ただし、成果報酬型は融資額に応じた報酬設定になっていることが多く、総額では一般的な固定報酬型より高くなる場合があります。 費用総額を事前に確認したうえで判断することが重要です。
3. 部分的な依頼でコストを抑える
事業計画書の作成を全面的に依頼するのではなく、「数値計画の部分だけ」「既に作成した計画書のレビューだけ」という部分依頼を受け付けている業者もあります。 費用を抑えながら専門家の知見を取り入れたい方には、この方法が有効です。
事業計画書作成はコンサルに依頼すべき?費用相場とメリット・デメリットを徹底比較でも、部分依頼の考え方について解説しています。
4. 費用を「融資を取るための先行投資」として捉える
費用を「支出」ではなく「融資を成功させるための投資」として考えることも重要です。 たとえば、20万円の代行費用で500万円の融資を獲得できた場合、投資対効果は明らかです。 計画書の質が低くて審査に落ちた場合のコスト(時間・機会損失)を考えると、代行費用は合理的な選択といえます。
事業計画書作成を個人で依頼するのはアリ?では、個人依頼とコンサル依頼の費用比較についても解説しています。
費用に関してよくある失敗例と注意点
安さだけで選んで品質が低かった
低価格の代行サービスに依頼したところ、金融機関の審査に通らない品質の計画書が納品されるケースがあります。 価格は選定の一要素ですが、融資実績・業者の専門性・対応範囲も合わせて評価することが重要です。
追加費用が後から発生する
契約前に確認していなかった「修正費用」「面談サポート費用」「追加ヒアリング費用」が後から発生し、総額が当初の見積もりを大幅に上回るケースがあります。 依頼前に「どこまでが基本費用に含まれるか」を明確にしておくことが重要です。
費用の用意ができず依頼が遅れた
「費用が用意できてから依頼する」と考えているうちに融資申請の時期が迫り、結果として駆け込み依頼になるケースがあります。 早めに相談し、支払い条件を交渉することで、タイミングを逃さずに依頼できます。
代行が向いている人/向いていない人
| 費用面の状況 | 向いている | 向いていない |
|---|---|---|
| 資金の余裕 | 費用を先行投資として捉えられる方 | 代行費用の支払い自体が事業を圧迫する方 |
| 融資目標額 | 数百万円以上の融資を目指している方 | 代行費用と融資額の差が小さい方 |
| 対応範囲の優先 | 品質を重視して業者を選べる方 | 費用の安さだけで選ぼうとしている方 |
| 支払い条件 | 分割払いや成果報酬型を活用できる方 | 支払い条件の交渉が難しい状況にある方 |
まとめ
事業計画書代行の費用は業者によって大きく異なりますが、相場は5万〜30万円程度が目安です。 多くの業者が着手金と残金の2段階払いに対応しており、分割払いや成果報酬型を選択できる場合もあります。
費用を「審査を通すための投資」として捉え、品質と費用のバランスを考えたうえで業者を選ぶことが重要です。 費用の相談も含めて、まず専門家に問い合わせてみるという選択肢を検討してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 事業計画書代行の費用は経費計上できますか?
A. 一般的に、事業計画書の作成費用は「コンサルティング費用」や「外注費」として経費に計上できます。ただし、適用される科目や処理方法は状況によって異なるため、税理士に確認することをおすすめします。
Q. 相見積もりを取っても問題ありませんか?
A. 複数の業者から見積もりを取ることは一般的であり、むしろ推奨されます。費用だけでなく、対応範囲・実績・面談サポートの有無なども比較したうえで選定することが重要です。
Q. 融資が通らなかった場合、費用は返金されますか?
A. 一般的な固定報酬型では返金は行われません。成果報酬型の場合は契約条件によって異なります。融資未達の場合の扱いについては、契約前に必ず確認してください。
事業計画書代行の選択肢として
バルクアップコンサルティング株式会社は、年間260社以上の事業計画書作成支援を行ってきた財務コンサルティング会社です。 代表の佐藤宏樹氏は三菱東京UFJ銀行出身の公認会計士であり、費用対効果を重視したサービス設計が特徴のひとつです。 費用や支払い条件については問い合わせ時に確認できますので、専門家への相談窓口のひとつとして同社を参考にしてください。
文章表現に不安なら、専門家の視点を取り入れる選択肢も
ここまで解説してきたように、事業計画書の文章表現には多くのコツがあります。しかし、自社の事業に没頭するあまり、客観的な視点を保つのが難しいと感じる経営者も少なくありません。社内用語を無意識に使ってしまったり、当たり前だと思っている前提が、第三者には伝わらなかったりすることはよくあることです。
そのような場合は、外部の専門家の視点を取り入れるのも有効な手段です。事業計画書作成の支援を行うコンサルティング会社などは、数多くの計画書を見てきた経験から、金融機関や投資家がどこに注目し、どのような表現を評価するのかを熟知しています。
例えば、バルクアップコンサルティング株式会社は、財務とビジネスの視点から経営者を支援するコンサルティングファームです。同社は年間260社もの事業計画書作成実績を持ち、特に資金調達やM&Aといった企業の重要な局面で、説得力のある計画書作りをサポートしています。専門家による客観的なレビューを受けることで、自分では気づけなかった表現の課題を発見し、計画書全体の質を大きく高めることが期待できます。
より専門的なサポートが必要な場合は、専門家の知見を借りることも検討してみましょう。
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累計1,180社以上を支援した実績を持つ私たちが、
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ご相談は弊社代表の佐藤が直接承ります。
執筆者:佐藤 宏樹(BulkUp Group, CEO)
バルクアップグループ3社の経営を担う、バルクアップコンサルティング株式会社 代表取締役社長。京都大学MBA。2013年に日本公認会計士試験および米国公認会計士試験(USCPA)に合格。三菱UFJ銀行にて法人営業を経験した後、PwCの事業再生アドバイザリーチームにて不採算事業の再建・資金繰り改善支援に従事。その後、独立。現在は事業計画書作成支援・資金調達アドバイス・小規模M&AのFA・DD業務などを手掛け、財務・法務・ITを横断したハンズオン支援を提供している。25以上の金融機関と連携。

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