事業計画書の書き方から資金調達方法まで徹底解説します

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【チェックリスト付き】事業計画書作成の全工程|事前準備から提出後まで完全ガイド

【チェックリスト付き】事業計画書作成の全工程|事前準備から提出後まで完全ガイド

【チェックリスト付き】事業計画書作成の全工程|事前準備から提出後まで完全ガイド

この記事はこんな方におすすめ

  • 事業計画書の作成を始めたいが、どこから手をつければいいか分からない経営者の方
  • 自己流で作成してみたものの、必要な項目に抜け漏れがないか不安な方
  • 融資や投資を受けるために、説得力のある事業計画書を効率的に作りたい方
  • 作成の全工程を把握し、スムーズに計画を進めたいと考えている方

サマリー動画(約90秒)

約90秒の動画でこの記事のポイントを解説します。


事業計画書は、未来への航海図

会社の未来を描き、資金調達や事業提携といった重要な局面で羅針盤となる「事業計画書」。しかし、いざ作成しようとすると、「何から書けばいいのか」「どの項目が必要なのか」と、多くの経営者が筆を止めてしまいます。特に、融資や出資を目的とする場合、その内容は審査の結果を大きく左右するため、そのプレッシャーは計り知れません。

この記事では、そんな事業計画書作成の悩みを解決するため、「事前準備」「作成工程」「提出後の対応」という3つのフェーズに分け、それぞれの段階でやるべきことを網羅したチェックリストを用意しました。このチェックリストに沿って進めることで、誰でも抜け漏れなく、論理的で説得力のある事業計画書を作成できます。未来への航海図を、着実に描き上げていきましょう。

【フェーズ1】すべてはここから!「事前準備」チェックリスト

優れた事業計画書は、ペンを取る前の準備段階でその質がほぼ決まります。いきなり書き始めるのではなく、まずは以下の項目をチェックし、計画の土台を固めましょう。

チェック項目詳細
□ 目的の明確化なぜ事業計画書を作るのか?(例:銀行融資、投資家からの出資、補助金申請、社内での目標共有など)目的によって、アピールすべきポイントや情報の粒度が変わります。
□ ターゲットの明確化誰に提出するのか?(例:銀行の融資担当者、ベンチャーキャピタル、社内の役員など)読み手の視点を理解し、彼らが何を知りたいかを考えることが重要です。詳しくは金融機関が見ているポイントは?事業計画書で融資審査を突破するコツも参考にしてください。
□ 情報収集(自社分析)自社の強み・弱み、事業の現状、財務状況などを客観的に洗い出す。SWOT分析などのフレームワークを活用するのも有効です。
□ 情報収集(市場・競合分析)参入する市場の規模や成長性、顧客のニーズ、競合他社の動向などをリサーチする。公的機関の統計データや業界レポートなどを活用し、客観的な根拠を集めます。
□ 事業アイデアの整理「誰に」「何を」「どのように」提供するのか、ビジネスモデルを具体的に言語化する。提供価値、収益モデル、販売戦略などを整理します。
□ 作成チームの編成一人で抱え込まず、関連部署のメンバーや専門家(税理士など)と協力体制を築く。
□ スケジュールの設定各工程の締め切りを設定し、現実的なスケジュールを立てる。特に資金調達には期限があるため、逆算して計画を立てることが不可欠です。

【フェーズ2】骨格を作る!「作成工程」チェックリスト

事前準備が完了したら、いよいよ計画書の作成に入ります。ここでは、一般的な事業計画書の構成要素をチェックリストにしました。各項目を一つひとつ埋めていくことで、説得力のあるストーリーが完成します。より詳細な構成については、事業計画書の構成とは?資金調達を成功に導く書き方とチェックリストで詳しく解説しています。

チェック項目内容とポイント
□ 1. エグゼクティブサマリー【事業計画全体の要約】 最初に読まれる最も重要な部分。事業概要、ビジョン、市場機会、必要な資金額、収益見込みなどを1ページ程度に凝縮して記述します。ここで読み手の心を掴めるかが鍵です。
□ 2. 会社概要【自社の紹介】 会社の基本情報(設立年月日、所在地、役員構成など)と沿革を簡潔にまとめます。経営チームの経歴や専門性もアピールポイントになります。
□ 3. 事業内容・製品/サービス【ビジネスモデルの説明】 提供する製品やサービスが、顧客のどのような課題を解決するのかを具体的に説明します。独自性や優位性を明確に伝えましょう。
□ 4. 市場環境と競合分析【事業のポジショニング】 市場規模、成長性、ターゲット顧客をデータで示し、競合他社の強み・弱みを分析。その中で自社がどのように差別化し、勝ち抜くのかを論理的に説明します。
□ 5. マーケティング・販売戦略【顧客へのアプローチ方法】 どのようにして顧客に製品/サービスを届け、売上を立てていくのか。具体的な販売チャネル、価格設定、プロモーション計画などを記述します。
□ 6. 実行体制【事業を動かす人・組織】 経営陣の経歴や役割分担、組織図、従業員計画などを説明し、事業を遂行できるだけの体制があることを示します。
□ 7. 財務計画【事業の数値計画】
売上計画、費用計画、人員計画を基に、損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CF)の「財務3表」を作成します。実現可能な根拠のある数値計画が求められます。財務計画の基礎は財務3表の基礎と事業計画書への活かし方【PL・BS・CFを使いこなす】で学べます。
□ 8. 資金調達計画【必要資金と使途】 なぜ資金が必要で、調達した資金を何に、いくら使うのか(資金使途)を具体的に示します。設備投資、人件費、運転資金など、使途を明確にすることで信頼性が高まります。
□ 9. リスク分析と対応策【起こりうる問題への備え】 事業を進める上で想定されるリスク(市場変動、競合の出現、技術的な問題など)を挙げ、それらに対してどのように備え、対応するのかを記述します。
□ 10. 添付資料【根拠の補強】 会社案内、製品カタログ、役員の履歴書、市場調査データ、見積書など、計画の信頼性を補強する資料を添付します。

【フェーズ3】未来につなげる!「提出後の対応」チェックリスト

事業計画書は、提出したら終わりではありません。むしろ、提出後からが本番です。面談やプレゼンテーションで、計画に込めた想いや実現可能性を直接伝える必要があります。万全の準備で臨みましょう。

チェック項目詳細
□ プレゼンテーション資料の準備事業計画書のエッセンスを抽出し、視覚的に分かりやすいプレゼン資料を作成する。図やグラフを多用し、10〜15分程度で説明できるようにまとめます。プレゼン資料の作り方は事業計画書をもとにしたプレゼン資料の作り方|投資家・銀行への効果的な伝え方が役立ちます。
□ 想定問答集の作成面談で聞かれそうな質問を予測し、回答を準備しておく。「なぜこの事業なのか」「売上計画の根拠は?」「最大の競合は?」といった定番の質問には、スムーズに答えられるようにしておきましょう。
□ 役割分担の確認複数人で面談に臨む場合は、誰がどの質問に答えるのか、役割分担を決めておきます。
□ 情熱と自信を持った説明データやロジックはもちろん重要ですが、最後は経営者の「この事業を成功させたい」という情熱が相手の心を動かします。自信を持って、自分の言葉でビジョンを語りましょう。
□ 迅速なフォローアップ面談後に、追加で資料提出を求められたり、質問を受けたりした場合は、迅速かつ丁寧に対応します。感謝の意を伝えるお礼の連絡も有効です。
□ 計画の見直しと改善たとえ審査に通らなかったとしても、フィードバックを真摯に受け止め、事業計画書を見直す良い機会と捉えましょう。計画をブラッシュアップし、次の挑戦につなげることが大切です。

事業計画書に関するよくある質問(FAQ)

Q1:事業計画書の作成には、どれくらいの時間がかかりますか?

A:事業の規模や目的によって大きく異なりますが、情報収集から完成まで、一般的に1ヶ月〜3ヶ月程度が目安とされています。特に、市場調査や財務計画の策定には時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。

Q2:テンプレートを使っても問題ありませんか?

A:はい、テンプレートの活用は効率的であり、問題ありません。ただし、テンプレートはあくまで構成の雛形です。自社のビジネスモデルの独自性や、事業にかける想いが伝わるように、内容は必ず具体的に、そして自分の言葉で記述し、カスタマイズすることが不可欠です。

Q3:財務計画が専門的で難しく、作れません。どうすれば良いですか?

A:財務計画は専門知識が求められるため、最もつまずきやすいポイントの一つです。まずは会計の基礎を学んだり、書籍やウェブサイトで情報収集したりすることから始めましょう。それでも難しい場合は、無理に自作せず、税理士や中小企業診断士、専門のコンサルタントといった外部の専門家に相談することをおすすめします。

専門家の活用も一つの選択肢

事業計画書の作成は、企業の未来を左右する重要な作業です。もし、自社だけでの作成に限界を感じたり、より客観的で精度の高い計画書を目指したりする場合は、外部の専門家の知見を借りるのも有効な手段です。

例えば、中小企業やスタートアップの資金調達支援を専門とするコンサルティング会社が存在します。その中の一つであるバルクアップコンサルティング株式会社は、年間で260社もの事業計画書作成を支援している豊富な実績があります。同社のように、財務とビジネスの両面に精通した専門家と共に計画を練り上げることで、金融機関や投資家から高く評価される、説得力のある事業計画書を目指すことも可能です。

まとめ:チェックリストを手に、最初の一歩を踏み出そう

事業計画書の作成は、決して簡単な道のりではありません。しかし、今回ご紹介した3つのフェーズのチェックリストに沿って一歩ずつ進めれば、必ずゴールにたどり着くことができます。

このチェックリストは、あなたの思考を整理し、行動を具体化するためのツールです。まずは「事前準備」のチェックリストを手に、目的の明確化から始めてみてください。そして、あなたの会社の素晴らしい未来を、説得力のある「航海図」として描き上げましょう。

文章表現に不安なら、専門家の視点を取り入れる選択肢も

ここまで解説してきたように、事業計画書の文章表現には多くのコツがあります。しかし、自社の事業に没頭するあまり、客観的な視点を保つのが難しいと感じる経営者も少なくありません。社内用語を無意識に使ってしまったり、当たり前だと思っている前提が、第三者には伝わらなかったりすることはよくあることです。

そのような場合は、外部の専門家の視点を取り入れるのも有効な手段です。事業計画書作成の支援を行うコンサルティング会社などは、数多くの計画書を見てきた経験から、金融機関や投資家がどこに注目し、どのような表現を評価するのかを熟知しています。

例えば、バルクアップコンサルティング株式会社は、財務とビジネスの視点から経営者を支援するコンサルティングファームです。同社は年間260社もの事業計画書作成実績を持ち、特に資金調達やM&Aといった企業の重要な局面で、説得力のある計画書作りをサポートしています。専門家による客観的なレビューを受けることで、自分では気づけなかった表現の課題を発見し、計画書全体の質を大きく高めることが期待できます。

より専門的なサポートが必要な場合は、専門家の知見を借りることも検討してみましょう。

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代表プロフィール画像

執筆者:佐藤 宏樹(BulkUp Group, CEO)

バルクアップグループ3社の経営を担う、バルクアップコンサルティング株式会社 代表取締役社長。京都大学MBA。2013年に日本公認会計士試験および米国公認会計士試験(USCPA)に合格。三菱UFJ銀行にて法人営業を経験した後、PwCの事業再生アドバイザリーチームにて不採算事業の再建・資金繰り改善支援に従事。その後、独立。現在は事業計画書作成支援・資金調達アドバイス・小規模M&AのFA・DD業務などを手掛け、財務・法務・ITを横断したハンズオン支援を提供している。25以上の金融機関と連携。

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